授業時間増 ― 2007年08月31日 16:27
小学校、40年ぶり授業増へ・指導要領改訂素案気になる点がいくつかある.小学校の授業時間が約40年ぶりに増える見通しとなった。学習指導要領の改訂作業を進める中央教育審議会の専門部会は30日、小学校で国語や算数など五教科の授業時間数を約1割増やし、5、6年生では英語の授業を導入する素案を大筋で了承した。基礎学力向上に重点を置き、授業時間数という「量」で学力低下を食い止める。
ゆとり教育の象徴とされる総合的な学習の時間は削減され、ゆとり路線は名実ともに見直される。ただ、教育関係者の間では「ゆとり教育の功罪は総括されていない」との声は根強い。
(2007-08-31, 07:00, Nikkei Net)
- (1) 極端に走りやすい日本人としては, どんどんどんどん増加するのだろうか ?
- (2) 時間を増やしても内容が伴わなくちゃダメでしょ. って, 現状では内容も消化しきれていないってことか ?
- (3) 指導要領は, やっぱりミニマムなのか.
- (4) 教員の労働時間の短縮という側面があり, 週休二日となったと記憶しているが, これで名目労働時間も増加するのか ?
- (5) 教員および教育予算の増額は ?
で, 相変わらず教え方教わり方は暗記中心 ? あつかう知識も, 系統性を度外視した豆知識の集積 ? 成績評価に過度の客観性を求めるために, 測定の容易な知識量だけが問われるようでは, 従来と何も変わらない.
教えてよい知識の上限が決まっていれば, 学習の目的は創造性よりもミスをしないようにという方向に向くので, 勉強することの面白さが無いのではないか. 加えて入試は制限されたフィールドでの競い合いになるのは必然なので, それに勝つ戦略は勉強方法をゆがめる.
現在でも実質の教員の負担が大きいのに, これでは教員を希望する大学生などが減り, すなわち人材の質が低下するのではないか. まず隗より始めよ, あるいは米百俵.
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